Studio — スタジオ

フィールド
スタジオ

Field Studio — Daikanyama, Tokyo

代官山の丘の上、目黒川を見下ろす5階の空間。ここは単なる作業場ではありません。野原が都市の中に持ち込まれた場所、思考と実験と静寂が共存する特別な場所です。光と素材と沈黙の中で、私たちのデザインは生まれます。

About the Studio — スタジオについて

光と素材と
沈黙の場所

フィールドスタジオは、東京・代官山の丘の上、フィールドテラス代官山5階に位置します。目黒川の並木と代官山の緑を見下ろすこの空間は、都市の中心にありながら、野原の静寂を体現しています。

大きな北向きの窓から差し込む均質な光は、色の判断に最適な環境を生み出します。オーク材の作業台、石灰漆喰の壁、古い松材のフローリング——素材はすべて時間とともに美しくなるものが選ばれています。

スタジオは常に植物とともにあります。野原から持ち帰った草、季節の花、野趣ある枝——これらは単なる装飾ではなく、私たちが野と繋がり続けるための存在です。

「スタジオは野原の記憶を宿す容器である。ここに入ることは、フィールドに踏み出すことと同じである。」

01

Feature 01

実験の場

Space of Experiment

スタジオの心臓部は「実験の場」です。完成した答えを知らないまま始まる試みの数々——形、色、素材、スケール、余白のあらゆる組み合わせを試みます。

壁全面を覆うコルクボードには、スケッチ、試刷り、フィールドで集めた素材、文字の断片が貼り付けられています。失敗は展示される。なぜなら、失敗こそが最も正直な記録だからです。

私たちは日々、何十枚もの紙を使い、何十本もの線を引き、その中から一本の真実の線を見つけます。その過程こそがデザインです。

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Feature 02

職人の技

Craftsman's Technique

私たちのスタジオには、活版印刷機、凸版印刷器、製本道具、彫刻刀が揃っています。デジタルと手仕事は対立するものではなく、互いを豊かにするものです。

手で引いた線には、デジタルの完璧さにはない「息」があります。筆圧の変化、インクのにじみ、版の微細な傷——これらが作品に生命を与えます。私たちはその不完全さを美として捉えます。

職人の技術は世代から世代へと伝わるものです。私たちは古い技法を積極的に学び、それを現代のデザインに組み込む実践を続けています。

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Feature 03

自然との接続

Connection to Nature

スタジオには常に野原が持ち込まれています。季節ごとに変わる草花、フィールドリサーチで集めた土や石、雨の音を聞きながらする作業——これらが私たちのデザインの温度を決めます。

自然は最良の教師であり、最も厳しい批評家です。桜の花びらの曲線、枯れ草の色、霧の質感——私たちはこれらを模倣するのではなく、その本質を理解して翻訳しようとします。

窓から見える目黒川の並木は、季節によって全く異なる顔を持ちます。春の新緑、夏の濃緑、秋の黄葉、冬の裸木——それぞれが私たちに季節の哲学を語りかけます。

04

Feature 04

アーカイブルーム

Archive Room

スタジオの奥には「アーカイブルーム」があります。床から天井まで届く棚には、過去の作品の試刷り、参考文献、フィールドで集めた素材、世界中から集めた希少な図書が並んでいます。

アーカイブは死んだ記録の倉庫ではありません。私たちにとって、それは現在進行形の対話の場です。過去の自分たちの失敗から学び、先人の知恵を現在に生かすための場所です。

アーカイブルームは、スタジオビジットの参加者に開放されます。この膨大な蓄積に触れることで、新しい何かが生まれることを願っています。

四季のオープンデー

Spring — 春

春のオープンスタジオ

令和8年3月20日(金)
11:00 — 18:00

桜の季節に合わせた特別公開。春の版画体験ワークショップ付き。定員20名。

Summer — 夏

夏のオープンスタジオ

令和8年7月5日(土)
13:00 — 19:00

夏の長い光を利用した制作公開。活版印刷デモンストレーション。定員15名。

Autumn — 秋

秋のオープンスタジオ

令和8年10月11日(土)
10:00 — 17:00

一年で最も充実したオープンデー。アーカイブルームの特別公開あり。定員25名。

Winter — 冬

冬のオープンスタジオ

令和8年12月20日(土)
12:00 — 18:00

年末のご挨拶を兼ねた特別なオープンデー。翌年のコレクション先行お披露目。定員20名。

Residency Program — レジデンシープログラム

スタジオ・レジデンシー

スカーレットフィールドスタジオは、年間3名のアーティスト・デザイナーをレジデントとして受け入れます。野原とデザインの交差点で自身の実践を深めたい方を招きます。

レジデント期間中は、スタジオの設備と素材を自由に使用でき、コレクション制作や展覧会への参加機会を得ることができます。代官山という場所への深い洞察が生まれることを期待します。

期間

1ヶ月〜3ヶ月(応相談)

募集人数

年間3名(各季節1名)

対象

アーティスト・グラフィックデザイナー・建築家・写真家など

申請方法

ポートフォリオ・ステートメントをメールにてご応募ください

お問い合わせ

info@scarletfieldmark.com

制作の方法論

活版印刷

Letterpress Printing

金属活字と木版を用いた伝統的な印刷技法。圧力による「刻印」がデジタル印刷にはない触覚的な美しさを生む。コレクション品や招待状の制作に使用。

フィールドリサーチ

Field Research

すべてのプロジェクトはフィールドから始まる。野原での観察、スケッチ、素材採集——身体的な経験が机上の作業を豊かにする。年に4回の季節ごとのフィールドトリップを実施。

手製本・製本

Bookbinding

糸綴じ、クロス装、革装など様々な製本技法を持つ。エディトリアル作品やコレクション本は自製することで、物としての完成度を高める。

Studio Visit — スタジオ訪問

スタジオ訪問の予約

スタジオへの訪問をご希望の方は、以下のフォームよりご予約ください。個人・グループともに対応いたします。見学・打ち合わせ・制作相談など、目的をお知らせください。

場所について

代官山は、東京の中で最も「野原の記憶」に近い場所だと私たちは思います。 かつてここには田畑があり、目黒川が季節ごとに溢れ、 丘の上から遠くまで地平線が見えていました。 その記憶を、私たちのスタジオは守り続けます。

〒120-0036 東京都足立区千住仲町25-1
フィールドテラス代官山 5F

東急東横線・東急副都心線 代官山駅 正面口より徒歩5分
JR渋谷駅より徒歩約15分

info@scarletfieldmark.com